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旅行情報

行天宮は恩主公廟とも呼ばれ、関聖帝君をまつっています。関聖帝君(162-219年)は中国の歴史上非常に有名な武将です。彼は信義を堅く守ったので、武聖と尊ばれ、また理財にも長けていたので、商業の保護神としても尊ばれています。 行天宮は1967年に現在の場所に建立され、廟は質素で飾り気がなく荘厳です。神殿の前に天公炉があり、天公炉の両側には飛び上がる龍の形をした耳が付き、天空に向いている龍の頭が炉の四ヶ所に付いており、独特な造りをしています。前殿へ入ると大勢の信者が神の前でひざまづき、参拝している光景は非常に敬虔な感じです。天井と呼ばれる広場を抜けると正殿に着きます。供え物をする卓の上には鮮花、清茶しかなく、他の供え物がないことに気がつきます。行天宮では殺生を戒め、いけにえの家畜を備えるのを禁止し、また特に、金紙を焼くこと、演劇を神に奉納すること、ねんごろに金牌の礼を述べる当の行為を止めるように勧めていることや、持参した鮮花や果物以外は、廟が無料で線香やろうそくを提供しています。同時に廟のお堂の前には賽銭箱は設けられておらず、信者の香油代は不要で、伝統宗教界では初めての純朴なやりかたです。 一般の人は行天宮はとても霊験があらたかだと思っているので、神に占いを問いに来る人が大勢います。行天宮の地下のマーケットもほとんどが占いの屋台でいっぱいで、独特な特色があります。 占い地下道へようこそ!行天宮の観光ついでに、訪れたいのがここです。観光客に人気の占いで有名な、行天宮の地下道「占い横丁」です。本場の占い師に、本格的な占いができます。手相、姓名判断、米粒占い、小鳥占い等です。訪れる人のほとんどが日本人観光客なので、日本語OKのブースが多いです。ブースによって占いの種類や料金が違うので直接尋ねるとよいでしょう。

林安泰古厝(邸宅)は中国の伝統的な四合院民宅建築で、160年以上の歴史があり、台北市で最も完全な状態で保存されている古蹟です。もとは四維路にありましたが、1978年に新道路建設によって取り壊されましたが、政府は古跡として保存するために、移して復元することに決定し、1987年に現在地で完成しました。そのうち瓦は老朽化していて破損してしまっていたので新しい物に交換した以外は、石材、木材のほとんどは、もとの物を使ったので歴史的な価値を持っています。林安泰古厝は民間の地理風水の習俗を採用して建てられたミン南式の古住宅で、全体は上品で確りして、主従がはっきりし、配置の均整がとれており、さらに材料の選別と細工は非常に精緻なので、中国伝統建築のよい見本であるとされています。

台北当代芸術館は台湾初の現代芸術を主とした芸術専門機構です。本館はかつて日本統治時代の建成小学校で、1945~93年は台北市政府の行政庁舎でした。台北市政府が1994年に信義計画区へ移転して後、古跡再利用の政策に基づき、旧庁舎は2001年5月に「台北当代芸術館」及び建成中学校のために用いられることになりました。古跡が美術館となる台湾で初のケースであるばかりでなく、台湾唯一の、学校と共存する芸術文化展示館でもあります。2001年の開館以来、古跡と現代芸術が結び付き、歴史的記憶と現代文化が共存するこのスペースでは、国内外で最も先進的な視覚造型、メディア技術、建築デザイン、ファッショントレンドなどジャンルを越えた多様な作品が展示され、同時に芸術教育の普及とコミュニティー経営、ならびに生活における美学の提唱に力を注いできました。台北当代芸術館は今後も豊かな活力で多元的な芸術展示を続け、国内の各領域を越えた創作活動を刺激していきます。また、創意を台北に、芸術をコミュニティーに持ち込み、さらには日進月歩のメディア技術を歴史的建築の新たな命に吹き込むのです。

袖珍博物館には欧米各地でも最も有名な作家の手になるドールハウス、各々の部屋を主体にしたルームボクス、更に作者の創意工夫を余す所なく発揮した情景などが数多く揃えてあり、展示作品の数は世界でも一二を争う規模になっています。此処には2000年前のローマの遺跡があり、19世紀のイギリスやヨーロッパの商店や工場から広場風景、ロマンチックなベニスの運河、現世代のアメリカ人の庶民からお金持ちさんの住まい、などが短時間ですべて見学できます。

台北之家は、1926年に建造された2階建ての白い洋館です。アメリカ領事館として使われていた建物で、アメリカ南部植民地時代の風情が漂います。第二次世界大戦終結後、歴代のアメリカ大使がここを住居とし、台湾の芸術家や作家が大使館に招かれることもありました。台北之家は台湾の歴史や文化を今に伝える重要な建築物のひとつと言えます。1997年には3級古跡に指定され、「台湾映画文化協会」に経営と維持が委託されました。数回の修復を経て、現在では、映画館、2軒のカフェレストランとグッズショップが設けられている他、展覧会や座談会などが催されているスペースもあります。

花博公園は2010台北国際花博覧会の会場だったところで、今は都市公園に姿を変えています。園内は圓山エリア、美術エリアおよび新生エリアがあり、一般的な公園としてだけでなく、元花博展覧館は各種イベント会場としても利用されています。博覧会後も立体的に植栽された花の壁、アートな花の壁、花の虹、特別展エリア、花の海、綺麗な花畑、果樹エリアといった展示エリアが残されており、多年生の花や観葉植物、芝生が主に植えられています。花博のイメージと豊かさを一部残すことで、緑に覆われた広々とした空間を皆さんに楽しんでいただきながら、リラックス環境の品質を上げることができました。また、近くにはMRT圓山駅があるので交通の便も良く、展覧会に適した場所となっています。

大佳河濱公園は中山区の中山橋と大直橋の間にあり、基隆河の直線化工事完了後、市政府の開発によって造られた都会型緑化公園。広い園内に入ると、まず果てしなく広がる芝生が目に映ります。そして、美麗華(ミラマー)の観覧車など綺麗な景色を遠くに眺めることができます。バスケット、テニス、バドミントン、ゲートボール場などのスポーツ施設や、数キロの園内を回れるサイクリングロードがあります(園内で自転車レンタル可)。大佳河濱公園は広々としていて駐車も便利なうえ環境が美しいため、休日には多くの人がここでスポーツを楽しんでいます。そのほか、不定期に大型イベントが開催され、台北市のエネルギッシュな一面を描きだしています。
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