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三峡老街林本源園邸新北市立鴬歌陶磁博物館

民権街の南側は三峡老街と呼ばれています。全長約200mの三峡老街は大正時代の建物を今に残しており、1991年、正式に「三級古跡」に認定されました。民権街はその昔、三峡地方の商業の中心地で、レンガつくりの建物には当時の戸主や商店の名前などがレリーフやガラスモザイクで記されており、民権街の往時の繁栄を物語っています。老街の建物には中、欧、日の多様な形式が融けあっています。中国南部.南地方独特の、二階部分が一階入口の上に張り出し、美しい柱で一階部分に回廊のような通路を形づくる「亭仔脚」を基礎に、ヨーロッパのバロック様子を取り入れた建物が並び、日本の家紋を模した飾りなども見られます。そしてこれらの建物には、百年の歴史を誇る老舖が軒を連ねているのであります。

台湾北部一の名園、「板橋林家花園」は、もともと「林本源庭園」、「板橋別墅」と呼ばれていました。「林本源」というのは人名ではなく、その昔、林家の二代目当主である林平侯氏が五人の息子に財産分与をする際に、それぞれに「飲、水、本、思、源」という名をつけたものの、長男、次男、四男は養子だったことから、実の息子である三男と五男に、「本」と「源」の字を用い、それぞれの邸宅名としたのがその名の由来です。1888年から1893年にかけて建てられた「板橋林家花園」は国内唯一の庭園遺跡で、昔ながらの面貌が保たれている清代の庭園および邸宅の古典的な建築を代表する建物です。中国山水庭園の真髄ともいわれる江南風の庭園で風雅にあふれ、第2級の国家遺産にも指定されており、台北一の庭園の名が高いです。わざわざ大陸の章州から一部の建材を取り寄せたり建築師も呼び寄せたりするなど、当時ではまれな大掛かりな建設工事となりました。庭園建設だけでなく、150年の長い歳月を経ている「三落大ツ」の修復工事も完了し、私たちの目の前に新たな姿を現しました。外壁にはレンガのかけらで花が形作られるなど大変手がかけらています。入り口の広間の「三通五瓜」と呼ばれる建築作品や仏間の廊下前に置かれた飾り棚には精工な彫刻細工が施されており、独特な風格を持つ窓格子がはめられるなど、どれをとっても台湾ではめったにお目にかかれないものばかりで、至るところに中国の伝統建築の美があふれています。

2000年11月26日にオープンした新北市立鴬歌陶磁博物館は、台湾陶芸文化の里.鴬歌の特色を生かした博物館で、陶芸文化を通じて地元観光産業の発展や町おこしに貢献しています。また台湾に根差した陶芸文化と現代美術としての陶芸とを結び付け、台湾陶芸の国際化にも力を尽くしています。館内は「テーマ常設館」と「特別展示室」からなっており、「テーマ常設館」は「陶芸技術の起源」から始まり、「台湾陶芸の発展」、「鴬歌陶芸の発展とその過程」、「先史から現代までの台湾陶芸の発展の姿を探って」と続き、最後に「未来の工業セラミック.精密セラミックの世界」に到る五つのエリアに分かれています。本館三階の四つの特別展示室と一階の「日だまり特別展示室」、地下一階の「陶芸回廊」は陶芸美術作品の展示室となっており、実験的作品や多様な作品の発表場所として国内外の陶芸アーティストに開かれています。展示室にはガラスの壁を透かして豊かな自然光が射し込み、その光に合わせて無限に変化する作品の質感と造形美を楽しむができるようになっています。とりわけ博物館の内外に灯りが点される夕暮れ時には、この建物の静かでストイックな雰囲気をじっくり味わうことができるでしょう。
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